知的障害で障害年金はもらえる?受給条件・等級・申請の注意点を解説
知的障害のあるご本人や、そのご家族の中には、「将来の生活が不安」「働くことが難しいが、障害年金はもらえるのだろうか」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、知的障害は障害年金の対象となる代表的な障害の一つです。
特に、先天的な知的障害や発達期からの障害については、比較的障害年金の対象となりやすい傾向があります。
この記事では、知的障害による障害年金について、受給条件や等級の目安、申請時の注意点を詳しく解説します。
知的障害とはどのような状態か
知的障害とは、知的機能の発達が遅れ、日常生活や社会生活に支障が生じている状態を指します。
一般的には、18歳頃までの発達期に現れる障害で、学習、理解、判断、社会的適応などに困難が見られます。
障害の程度には個人差があり、軽度から重度までさまざまです。
関連:発達障害と知的障害の違い
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知的障害で見られる主な困難
- 金銭管理が難しい
- 社会的ルールの理解が難しい
- 一人での生活が不安定
- 就労の継続が困難
- 対人関係のトラブルが起こりやすい
知的障害は障害年金の対象になる
知的障害は「精神の障害」として、障害年金の対象に含まれています。
身体障害のように見た目で分かりにくい場合もありますが、日常生活や就労への支障が認められれば、障害年金の対象となります。
先天性と後天性で扱いは違う?
知的障害には、先天性のものと後天性のものがあります。
先天性の知的障害
生まれつき、または発達期に知的機能の障害が認められるケースです。
この場合、初診日が出生日となり、20歳前障害として申請するケースが一般的です。
後天性の知的障害
事故や病気などにより、後天的に知的機能に障害が生じたケースです。
この場合は、初診日や保険料納付要件の確認が必要になります。
初診日でよくあるポイント
- 母子手帳の記載
- 療育手帳や特別支援教育の記録
- 小児科や専門医の受診歴
知的障害の障害年金の等級の目安
知的障害による障害年金では、障害の程度に応じて基礎年金1級、2級又は非該当になります。
1級の目安
日常生活のほとんどにおいて常に援助が必要な状態です。
一人での生活がほぼ不可能で、常時の支援が必要なケースが該当します。
2級の目安
日常生活に著しい制限があり、単独での生活が困難な状態です。
就労が難しく、家族や支援者の援助が必要なケースが該当します。
働いている場合でも障害年金はもらえる?
知的障害のある方の中には、就労支援事業所や福祉的就労の場で働いている方もいます。
その場合でも、障害年金の対象外になるとは限りません。
就労があっても考慮されるポイント
- 福祉的就労であるか
- 支援や配慮がなければ働けない
- 収入が生活を支えられる水準ではない
- 就労の継続性が不安定
診断書の内容が重要
知的障害の障害年金申請では、診断書の内容が非常に重要です。
知能指数(IQ)だけでなく、日常生活能力や社会的適応状況が詳しく記載されている必要があります。
診断書で重視されるポイント
- 日常生活能力の評価
- 対人関係の状況
- 金銭管理や判断能力
- 支援が必要な場面
病歴・就労状況等申立書の役割
病歴・就労状況等申立書は、診断書だけでは伝わりにくい生活実態を補足する書類です。
知的障害の場合、家族の視点からの記載が非常に重要になります。
申立書に盛り込みたい内容
- 幼少期からの成育歴
- 日常生活での具体的な困難
- 就労や対人関係での支障
- 家族や支援者による援助内容
親が申請を進めるケースが多い
知的障害の障害年金申請では、本人ではなく親が中心となって手続きを進めるケースが多く見られます。
将来の生活設計を考えるうえでも、早めに障害年金を検討することが重要です。
知的障害の障害年金申請でよくある失敗
- 「できること」だけを強調してしまう
- 家族の支援を十分に記載していない
- 診断書内容を確認せず提出してしまう
- 初診日の整理が不十分
専門家に相談するメリット
知的障害の障害年金申請は、制度理解と書類整理の両方が求められます。
社会保険労務士などの専門家に相談することで、家族の負担を軽減し、適切な申請につなげることができます。
知的障害の障害年金相談をお考えの方へ
赤岩障害年金サポートオフィスでは、東京都北区を中心に東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県から、知的障害による障害年金のご相談を承っています。
ご本人だけでなく、ご家族からのご相談にも丁寧に対応しています。
よくある質問
- 軽度の知的障害でも障害年金はもらえますか?
-
生活や就労への支障の程度によっては対象となる可能性があります。個別の状況確認が重要です。
- 成人後に初めて申請しても大丈夫ですか?
-
はい。20歳以降でも申請可能です。初診日や資料の整理がポイントになります。
- 親が代わりに手続きを進められますか?
-
はい。ご家族が中心となって申請を進めるケースも多くあります。
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