引きこもりでも障害年金はもらえる?受給条件・発達障害やうつ病との関係を解説
「何年も家から出られない」「仕事ができない」「親の年金だけで生活している」
このような状態が続いている場合、「引きこもりでも障害年金はもらえるのだろうか」と検索される方が非常に増えています。
結論から言うと、引きこもりという状態そのものではなく、その背景にある精神疾患や発達障害が対象となる場合、障害年金を受給できる可能性があります。
引きこもりは「状態」であり「病名」ではない
まず重要なのは、引きこもりは医学的な病名ではなく「社会的状態」を指す言葉であるという点です。
- 6か月以上自宅からほとんど出ない
- 就労・就学をしていない
- 家族以外との接触がほとんどない
この状態の背景には、さまざまな精神疾患や発達障害が隠れているケースが多く見られます。
引きこもりの背景に多い精神障害
うつ病
意欲低下や強い不安により外出が困難になるケースがあります。
双極性障害
躁状態と抑うつ状態を繰り返し、社会生活が不安定になるケースがあります。
統合失調症
幻覚・妄想・対人不安から外出困難になるケースがあります。
発達障害
対人関係の困難や社会適応の困難が長期化し、結果的に引きこもり状態になることがあります。
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引きこもりで障害年金が認められるポイント
障害年金では、国の等級判定ガイドラインに基づき審査されます。
参考資料:精神の障害に係る等級判定ガイドライン(厚生労働省)
評価のポイントは次の通りです。
- 日常生活能力(食事・入浴・金銭管理など)
- 外出の可否
- 就労の可能性
- 家族の支援の必要性
引きこもりで障害年金はいくらもらえる?
受給額は等級と加入年金によって異なります。
障害基礎年金2級
年間約80万円台(令和時点の目安)
障害基礎年金1級
年間約100万円台
※扶養する子がいる場合は加算があります。
引きこもりで年金未納・払っていない場合は?
「年金を払っていないから無理では?」という相談も非常に多いです。
- 学生納付特例
- 納付猶予制度
- 免除制度
- 20歳前障害
これらに該当する場合、保険料未納でも申請できる可能性があります。
引きこもりと障害者手帳の違い
障害年金と障害者手帳は別制度です。
手帳がなくても障害年金を受給できるケースはあります。
引きこもりと障害者雇用の関係
障害年金を受給していても、障害者雇用で働くことは可能です。
就労の状況は等級更新時に再評価されます。
親の年金で生活している場合
「親が亡くなったらどうなるのか」という相談は非常に多いです。
障害年金は本人の生活を支える重要な制度です。
引きこもり支援と障害年金の専門性
引きこもり状態の方は、本人が相談に来られないケースが多くあります。
そのため、ご家族や福祉関係者からの相談が重要になります。
社会保険労務士だけでなく、精神保健福祉士の視点があることで、生活実態を整理しやすくなります。
東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県からのご相談
一般社団法人OSDよりそいネットワーク 理事として、引きこもり問題に関わってきた経験から、首都圏のご家族や福祉関係者から多くのご相談をいただいています。
関連:一般社団法人OSDよりそいネットワーク
※OSDは「(O)親が(S)死んだら(D)どうしよう」と思い悩む“ひきこもりの親の声”から生まれました。
よくある質問
- 引きこもりだけで障害年金はもらえますか?
-
引きこもりは状態であり、背景にある精神疾患や発達障害が評価対象となります。
- 年金を払っていない場合でも可能性はありますか?
-
免除制度や20歳前障害などに該当する場合、受給できる可能性があります。
- 家族が相談しても大丈夫ですか?
-
はい。引きこもりの場合、ご家族からの相談が非常に多くあります。
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